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光と影 スタメンを支えた裏方3年生

2010.09.28 須田 U-15監督

3年生は、9月23日の県リーグで全ての公式戦を終え、これから受験モードに突入!!

ろうきん杯争奪福島県ユース兼高円宮杯福島県予選を、準優勝で終えた3年生は、県リーグも終了しました。

今年の6期生は、全員で15名。例年並みの人数ですが、もちろん全員が試合に出れるような実力ではありませんでした。

ですから各種大会においては、登録メンバーの選考にいつも頭を痛めます。

誰を登録するか?

登録は大抵の試合が25名。その内ベンチ入りできるメンバーは20名。怪我・メンタルなどの問題で、毎回スタートメンバーは変わります。ですから25名とはいえ私は、学年に関係なくその時のベストで登録をしようと決めています。

また、県リーグなどの上位リーグに登録をすれば、下位リーグ(地区リーグ)に出場はできません。そのような制約がありますので、登録はさらに頭を痛めます。

今年の3年生にも上位リーグに出れる実力のない選手が数名おりました。この選手には、県リーグの登録が行われる前に、私から相談をさせてもらいました。

「県リーグに登録をすれば、君達は出場する機会が少ないだろう。登録すれば、下位リーグには出場できない。私としては、下位リーグで出場できる環境に身を置いた方がいいと思うが・・。」

彼らには、数日間時間を与えその答えは、「出場できなくても県リーグに登録して下さい。」ということだった。そこで、県リーグ1部の前期は、登録メンバーに3年生全員を登録しました。

しかし登録はしたものの案の定、出場できるだけの実力ではない。前期は、出場時間ゼロでした。彼らにも、実力的に出場は難しいと伝えていました。

彼ら自身も自分のサッカーの実力が劣っていることを感じています。それは、辛い辛い時間だったと思います。

でも彼らは、練習をさぼりませんし、誰よりも裏方としての仕事をこなしてくれました。まさにスタメンが光とするならば、彼らこそ陰の存在、縁の下の力持ちでありました。

そんな彼らを見て、高円宮杯を前に登録メンバーを作成する際にかなり悩みました。私の信念を貫くかどうか?

考えた挙句、福島県予選は、3年生全員を登録したのです。ですが、彼らには、試合には出れないと思うと事前に伝えました。私は、ベストを尽くす。県トレセンに選ばれようが、3年であろうが、心技体が整っていない選手は、出場させない、と全員にその理由も伝えました。

そんな中でも3年生の彼らは、この大会もメンバーのサポートに徹し、飲料水のチェックなど率先して行ってくれていました。

準決勝のキックオフ直前に、そんな作業をするT君に声をかけ、「お前、3年間よく止めずにがんばったな!」とねぎらいの言葉をかけると、私も彼もお互いに、涙で顔を直視できませんでした。

もう一人の3年生は、決勝戦で敗退が決まると、一番大きな声で長い間涙を流していました。一緒に闘ったという気持ちの表れだと私自身は思っています。

温情で彼らを登録だけすることは簡単です。でも、学べるものは少ない。試合に出ること、人に勝つことが全てではない。自分に負けない気持ちこそが一番大事!

彼らは、自分に負けず多くの事を学んでくれました。彼らの清々しい笑顔にそれが象徴されていました。

表舞台に立つ人間と影でそれを支える人間の協調で、6期生は成長したんだなあ~


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